岩手西北医師会

岩手西北医師会は、滝沢市・八幡平市・雫石町・岩手町・葛巻町で、
開業、勤務、居住する医師が加盟する団体です。
会員専用
葛巻町 葛巻町

上外川高原風力発電所(葛巻町)

葛巻町

葛巻町担当理事のあいさつ

 岩手県葛巻町は、北上山地に位置する人口約5,000人の高原の町であり、「ミルクとワインとクリーンエネルギーの町」として知られています。広大な面積に集落が点在する中山間地域で、冬季の積雪、低温や交通事情など、医療提供には地理的条件が大きく影響し、最寄りの地域基幹病院には救急車でも60分以上の時間を要します。
 葛巻町は人口減少と少子高齢化が進行し、高齢化率は50%を超える全国有数の超高齢地域です。高齢者が住み慣れた地域で安心して生活を続けられるよう、行政、医療、介護、福祉が連携した地域包括ケアシステムの構築が進められ、地域包括支援センターを中心とした切れ目のない支援体制が整備されています。
 町内唯一の病院である国民健康保険葛巻病院は、当医師会と密接に連携しながら、包括期医療から慢性期医療、在宅医療まで幅広く担う葛巻町の唯一の医療施設となっています。地域包括ケア病床を整備し、在宅療養支援病院として訪問診療・訪問看護を実施するとともに、訪問リハビリも開始し、住民の生活を支える医療を展開しています。葛巻病院は介護老人保健施設や特別養護老人ホーム、訪問看護、ケアマネジャーなど多職種と密接に連携し、入退院支援や在宅復帰支援を積極的に進めています。医療と介護の情報共有を図りながら、患者一人ひとりに応じた継続的なケアを提供していることが特徴です。
 今後目指すべき医療は、「町民の生活を支える医療」です。DXを活用した医療・介護情報の共有、多職種連携を強化し、当医師会活動を活用して予防医療やフレイル対策の推進、在宅医療の更なる充実により、高齢者が最後まで住み慣れた地域で安心して暮らせる地域包括ケアのさらなる発展が期待されます。