小岩井農場一本桜(雫石町)
雫石町担当理事のあいさつ
この度、会員の先生方の信任を得て、理事に就任(再任)致しました。雫石町の理事は私一人ですので、雫石町の医師会を代表してご挨拶いたします。
雫石町は、盛岡市の西方に位置しており、人口は令和4年5月時点で約15600人です。2000年には約19700人であり、約20年で4000人の減少となっております。雫石町の医療施設も人口減少に比例して少なくなっており、現在は、病院1、リハビリ専門施設1、診療所5の構成となっております。学校医や当番医などの分担は、雫石町医科・歯科会で決めております。雫石町医科・歯科会は医師会とは別の組織で、年1~2回程度、町の医療行政における役割分担などについての話し合いを懇親会も兼ねて行っておりましたが、昨今の新型コロナウィルス感染症(以下、新型コロナ)の影響でこの2年間は会合を行っておりません。雫石町独自の医師会活動としては、夏季のプール使用前に、町内の児童や保護者を対象として、心肺蘇生、AED使用の実習を希望する小学校に出向いて行っております。
新型コロナに対する活動としては、ほぼすべての医療機関(透析専門診療所、リハビリ専門施設を除く)で発熱外来の開設やワクチン接種を行っており、有事の対応として、雫石町は全国に誇れる体制づくりに成功したものと認識しております。ワクチン接種の予約についても、高齢者や持病を有する、接種優先度の高い町民に対しては、郵便のやり取りで接種場所や予約日を確定させ、その他の町民に対してはウェブを用いて行いました。接種対象ごとに、利便性の高さの認識が異なることを重点に置いた予約の取り方について、医師会と行政が数回の話し合いを行って決めたことで、スムースな接種に結び付いたものと考えています。
2年間、地域住民のため、積極的な活動を行って参る所存です。よろしくお願いします。